研究課題/領域番号 |
08408005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
池田 宏明 千葉大学, 工学部, 教授 (00009276)
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研究分担者 |
桧垣 泰彦 千葉大学, 工学部, 助手 (30173131)
橋本 研也 千葉大学, 工学部, 助教授 (90134353)
八代 健一郎 千葉大学, 工学部, 助教授 (00125965)
加藤 秀雄 千葉大学, 工学部, 教授 (80009711)
伊藤 秀男 千葉大学, 工学部, 教授 (90042647)
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キーワード | 生涯学習 / 遠隔教育 / 情報基盤設計 / ビデオオンデマンド / 連続メディア / スライドショウ / WWW / VOD |
研究概要 |
大学の学部レベルの専門教育を対象に、計算機ネットワークに基づくマルチメディア・ハイパーメディア教材による遠隔学習の可能性を実証することを目的とし、将来の本格的な生涯学習システムのプロトタイプの構築を目標にして研究を実施した。初年度である平成8年度は、現時点で利用可能なネットワークベースのマルチメディアの調査とその遠隔教育メディアへの適用可能性を検討した。このために、さしあたり、共同研究者に擬似的に学習者の役割を演じてもらい、学習教材サーバに学内LANならびに公衆回線(BRI-ISDN,128kb/s)経由で接続ああるいはダイアルアップするための、(1)学習教材サーバ、(2)分散学習端末からなるシステムの検討・設計を経て、関連設備の導入とその試験的運用をした。 その結果、多くのメディアがインターネット上の仮想情報基盤であるWorld Wide Webに統合されあること、World Wide Webに関連した各種ソフトウェアの利用可能性が急速に拡大していることから、関連した音声、静止画像、動画像の待ち時間なし連続アクセス、さらに、Java Script/Java Appletなどの教材記述言語の統合が最も可能性が高いという結論に達した。これを具体的に分散利用可能とするサーバクライアントシステムを設計して導入した。 学習教材のプロトタイプとしては、音声メディアが教育上有効であることから、説明音声付きハイパーテキスト、ビデオ教材に基づいた連続音声付きスライドショウ、ならびに講義の実時間ネットワーク放送などを作成した。 平成9年度においては、構築したシステムの運用情報取得、プロトタイプ教材の拡充、及びその教育工学的な評価実験を実施すると同時に、従来のビデオ教材の半自動ネットワーク教材化とその利用実験を実施する予定である。
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