研究分担者 |
雨宮 正彦 静岡大学, 情報学部, 教授 (00281056)
山本 和明 静岡大学, 情報学部, 教授 (70283330)
徳山 博干 静岡大学, 情報学部, 教授 (40283329)
山田 文康 静岡大学, 情報学部, 教授 (40158217)
阿部 圭一 静岡大学, 情報学部, 教授 (80022193)
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研究概要 |
本研究は,文系を中心にした新しい枠組みに沿ったカリキュラムの開発,利用可能なマルチメディア教材の共同開発を行い,静岡大学情報学部をフィールドとして実践と評価を進め,大学学部レベルにおける文系の情報教育の4年間のカリキュラムのモデルを示すことを目的とした3年間の総合的研究である。 本年度は,次のような活動および開発研究をおこなった。 1)1年生で実施した情報関係のカリキュラムが,文系の学生にたいしてどのように身に付いているかを,事後調査を行い,それに基づき,改善をおこなった。 2)社会学科向けの教育用計算機システムとして,マルチメディア,語学講習,オープン利用端末,VODとデジタル映像編集システムを,ネットワーク化したシステムを設計し導入した。この運用による評価は,3年度の課題である。 3)2年生向けの「マルチメディア演習」「情報化方法論演習」などの演習科目の内容をデジタル化するため,素材の収集をおこなった。また,その一部をWeB化して,利用できるようにした。 4)情報教育の基礎教育を,オープン利用端末で行えるようにするために,コンピュータの基礎演習,情報の基礎概念を自学自習するためのコースを18コンテンツ設計し,その内容の10コンテンツを動画教材として開発した。 5)オープン利用端末による柔軟なカリキュラム管理を可能にするためのWeB Basedな「カリキュラム管理システム」を設計し,開発した。 以上のように,本研究の遂行に必要なシステムや素材は,今年度まででおおよそ整った。3年度の最終年度には,このシステムに,上記3)4)の素材を登録し,運用実験をおこなう。また,1年次より進めてきた,調査研究,開発の成果をまとめて公表の予定である。
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