研究概要 |
本研究は,平成8年から10年の3年計画でおこなっており,本年度はその1年目にあたる。本年度の研究実績は,以下のように研究に必要な条件整備と基本的なシステムの構築を行った。 1)WWWサーバーを核としたネットワーク基盤を構築し、学内LAN内での試行をおこなって、データベースの作成およびWWWホームページでの資料データの提供を行う環境を整えた。 2)日本教育大学教会全国家庭科部門編「小・中・高等学校の家庭科に関する情報リスト」に記載された全データをデータベース化するために、Microsoft Accessリレーショナルデータベース管理システムを用いて電子ファイル化した。 3)2)の各データについて、記載者からデータベース化することの了解およびデータベース化が可能な資料について情報を得るために、データ検索を行い、各記載者にアンケート調査票を発送した。集計は次年度に行う予定である。 4)パーソナルコンピュータにて、WWW(World Wide Web)のホームページをサーバー上に作成し、WWWプラウザ上で2)のデータベース検索ができるよう試み、また教材等の映像による表示においてデータ転送の速度などについて検討した。 5)家庭科に関する教材や学習指導案を、実際に授業設計に利用できるようにするために、マルチメディアを利用した資料の提供形態について検討している。 なお,本研究の概要とその背景について,日本家庭科教育学会編『21世紀を拓く家庭科教育』(印刷中)に掲載した。
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