研究概要 |
画像を主体としたデータベースを作成し,その有効性について検討することが本研究の目的である。 本年度は研究1年目として以下のような研究計画を予定した。 画像データベース構築のための基本的な機器の導入。 画像データベースの構造及び調査項目(フィールド)の検討 画像データベースに適した画像デジタルデータの検討 1.画像データベース構築のための基本的な機器を導入した。 2.画像データベースとして「紅型型紙データベース」を構築した。 入力フィールドを選定した。 本学所蔵型紙資料1414枚を一次資料として「型紙データベース」を構築した。 型紙35ミリポジフィルムをデジタルデータ化し型紙画像データとした。 さらに,型紙の模様を構成している一つ一つの個別の文様単位を抽出し「文様データベース」を構築した。 3.ネットワーク上での画像データベースとして必要な条件は以下のようであることが判った。 画像を主体としたデータベースとして適した扱いやすいレイアウト 画像データの大きさについて LAN環境でサーバーから画像を移動させてデータベースを運用する際に,速度を損なわない程度の画像データ量。 バックアップ等,まとめてデータを扱う際に適した画像データの大きさ 4.次年度の検討課題は以下のとおりである。 データの入力およびデータベース活用においてより扱いやすいレイアウトの検討 デジタルカメラによるデジタル画像データの直接取り込みの検討 染織画像データベースのフィールド検討 インターネット上での公開を前提としたデータベースシステム構築
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