研究概要 |
画像を主体としたデータベースを作成し,その有効性について検討することが本研究の目的である。 本年度は研究2年目として以下のように研究を計画した。 1.データの入力およびデータベース活用においてより扱いやすいレイアウトの検討 2.デジタルカメラによるデジタル画像データの直接取り込みの検討 3.染織画像データベースのフィールド検討 研究実績の概要を以下に記す。 1.データベースのレイアウト検討 画像データベースにデータを入力し,活用しやすい画面構成について検討した。特に,視覚的に画像の比較検討が容易であることに考慮した。 2.デジタルカメラによるデジタル画像データの直接取り込みの検討 デジタルカメラを利用することで,研究室外での調査時に,直接デジタル画像と調査データをデータベースに入力することが可能であろうと考えた。 デジタルカメラによるデジタル画像と従来の銀板式カメラによる写真画像をスキャナでデジタル化した画像との比較を行い,現時点におけるデジタルカメラの有用性について検討を行った。概略的な画像データとしてはデジタルカメラの画像が利用でき得ることがわかった。詳細な画像データについては更に検討の必要があることがわかった。 3.染織画像データベースのフィールド検討 染織研究に必要な調査項目の中で,特に服飾関係の採寸部位について特に検討した。調査データをどのようなフィールドとしてデータベース化していくかについては次年度の課題としたい。
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