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1996 年度 実績報告書

美術館と公衆-美的趣味の社会的傾向

研究課題

研究課題/領域番号 08451011
研究種目

基盤研究(B)

研究機関玉川大学

研究代表者

利光 功  玉川大学, 文学部・芸術学科, 教授 (00074310)

研究分担者 椎原 伸博  玉川大学, 文学部・芸術学科, 専任講師 (20276679)
加藤 悦子  玉川大学, 文学部・芸術学科, 助教授 (60266244)
笹川 隆司  玉川大学, 文学部・芸術学科, 助教授 (10255987)
武井 邦彦  玉川大学, 文学部・芸術学科, 教授 (80255984)
キーワード美術館 / 公衆 / 美的趣味 / ピエール・ブルデュー
研究概要

本研究は、課題にかかげたように、基本的には美術館の観客の美的趣味について一般的な傾向を明らかにしようとするものである。このような研究の先鞭をつけたのは、フランスの社会学者ピエール・ブルデューであり、彼はフランスを主とするヨーロッパの美術館の訪問者に対して、相当に詳しい質問を行い、その成果を『美術愛好』、や『ディスタンクシオン』など著作に発表している。そこで我々もまずブルデューの社会調査について研究を行ったが、その調査方法をそのまま適用するのは専門的な調査員の確保と観客の協力の点から困難である。そこでより簡単なアンケートを作成し、本学芸術学科の学生を動員して公立美術館の観客のアンケート調査を昨年の10月末から主として土日曜日に開始した。調査した美術館は、調査日付順に町田市立国際版画美術館、神奈川県立近代美術館、水戸芸術館、東京都庭園美術館、世田谷美術館、練馬区立美術館、青梅市立美術館、横浜美術館、埼玉県立近代美術館、千葉市立美術館、川崎市民ミュージアム、東京都美術館、板橋区立美術館、栃木県立美術館、目黒区美術館、東京都写真美術館、平塚市立美術館、佐倉市立美術館、茨城県立美術館、東京都現代美術館、茨城県つくば美術館、山梨県立美術館、それに国立近代美術館の23館である。アンケートに協力を得た観客は全体で約2,200人であり、目下、館ごとに順次その集計を行っている。このアンケート調査は来年度の前半もなお続行し、年度末には研究成果報告書にまとめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 利光功: "芸術文化試論-ポピュラー・アートをめぐって" カリスター美学・藝術論研究. No.3. 18-44 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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