研究課題/領域番号 |
08451012
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 大阪芸術大学 |
研究代表者 |
藪 亨 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (70133519)
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研究分担者 |
水島 ヒロミ 大阪芸術大学, 芸術学部, 助教授 (00190637)
山形 政昭 大阪芸術大学, 芸術学部, 助教授 (30073282)
依田 義右 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (20133522)
田中 敏雄 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (30188312)
山崎 苳子 大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (00073213)
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キーワード | ラファエル前派 / 芸術 / 生活 / ヴィクトリア朝時代 / ジャポニズム / ラファエル前派コレクション / 装飾芸術 / デザイン |
研究概要 |
19世紀中葉に結成されたラファエル前派は、当世紀後半の芸術と生活の関係構造の一大変革期に、これとの創造的な緊張関係において新たな展開を見せ、装飾芸術、建築、文芸、グラフィックさらには写真といった実に多様な分野に反響を呼び起こし、新しい総合的芸術運動を生み出している。本研究は、こうしたラファエル前派の成立と展開について、広く多角的な視座から共同研究を行い、ラファエル前派の芸術と生活をめぐる根本理念を、大阪芸術大学図書館所蔵の「ラファエル前派コレクション」(ラファエル前派に関する諸資料320点)の調査研究を基にして、実証的に研究することを目的とする。そのため本年度は、まず次ぎの3つの側面から研究を進めた。 第1に、大阪芸術大学図書館所蔵の「ラファエル前派コレクション」を研究代表者を中心に研究分担者全員が協力して調査研究に着手し、パーソナル・コンピューターを購入し、データー・ベース作成の準備を進めた。 第2に、ラファエル前派の成立と展開について、ヴィクトリア朝時代における芸術と生活の関係構造の変動などとの関連において再検討し、特に絵画・彫刻との関係の解明、工芸・写真・建築との関係の検討、文芸・宗教哲学との関係の考察を進めた。 第3に、ラファエル前派と日本の芸術文化との関係について研究し、特にラファエル前派におけるジャポニズムの意味の考察、ラファエル前派の日本における受容の実相の解明を推進した。 併せて本研究の分担者は、各自のテーマに基づく個別研究を推進し、他の視点との関係を明確にすることに努めた。そのため、各研究者は分担テーマにかかわる文献・資料を補足収集するとともに、各自の研究成果を定期的な会合(年6回)において報告し討議した。
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