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1997 年度 実績報告書

芸術と生活-ラファエル前派の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08451012
研究機関大阪芸術大学

研究代表者

藪 亨  大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (70133519)

研究分担者 水島 ヒロミ  大阪芸術大学, 芸術学部, 助教授 (00190637)
山形 政昭  大阪芸術大学, 芸術学部, 助教授 (30073282)
依田 義右  大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (20133522)
田中 敏雄  大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (30188312)
山崎 苳子  大阪芸術大学, 芸術学部, 教授 (00073213)
キーワードラファエル前派 / 芸術と生活 / デザイン / ヴィクトリア朝時代 / ロセッティ / 挿絵芸術 / 装飾芸術 / ラファエル前派コレクション
研究概要

19世紀中葉に結成されたラファエル前派は、当代における芸術と生活の関係構造の一大変革期に、これとの創造的な緊張関係において新たな展開を見せ、装飾芸術、建築、文芸、グラフィックさらには写真といった実に多様な分野に反響を呼び起こし、新しい総合的芸術運動を生み出している。本研究は、こうしたラファエル前派の成立と展開について、広く多角的な視座から共同研究を行い、ラファエル前派の芸術と生活をめぐる根本理念を、大阪芸術大学図書館所蔵の「ラファエル前派コレクション」の調査研究を基にして、実証的に研究することを目的とする。そのため本年度は、前年度の研究成果を基に次ぎの諸側面からさらに研究を進めた。
第1に、大阪芸術大学図書館所蔵の「ラファエル前派コレクション」を研究代表者を中心に研究分担者全員が協力してさらに調査研究し、各資料の写真撮影などを実施し、書誌およびデーター・ベースの作成の準備を進めた。
第2に、ラファエル前派の成立と展開をヴィクトリア朝時代における芸術と生活の関係構造の変化との関連においてさらに再検討し、特にロセッテイの詩的世界の基本的構造の解明を試み、またラファエル前派による挿絵芸術の再興をモクソン版テニスン詩集などを手掛かりにして考察した。
第3に、各分担者は収集した資料を整理するとともに、全体テーマとの関連において互いに情報を交換し、さらに必要な資料を補足収集した。
併せて本研究の分担者は、各自のテーマに基づく個別研究を推進し、定期的な会合において、分担者が各自の基本構想を報告し、相互に関連する問題点を討論した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 藪 亨: "芸術と生活-ウィリアム・モリスの美的ユートピアをめぐって" 大阪芸術大学紀要「藝術」. 20. 54-64 (1997)

  • [文献書誌] 藪 亨: "ウィリアム・モリスと美術産業" 立命館産業社会論集. 第33巻・第2号. 151-158 (1997)

  • [文献書誌] 山形 政昭: "美術工芸的住宅の開花-阪神間の住宅建築-" 「阪神間のモダニズム」(発行 淡交社). 63-71 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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