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1997 年度 実績報告書

老人の顕在・潜在記憶---記憶減退の防止要因を探る---

研究課題

研究課題/領域番号 08451024
研究機関筑波大学

研究代表者

太田 信夫  筑波大学, 心理学系, 教授 (80032168)

研究分担者 高橋 秀明  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (30251002)
キーワード潜在記憶 / 顕在記憶 / 加齢 / プライミング / エピソード記憶
研究概要

本研究は、平成8年度より3年間の計画で行われるもので、本年は、2年目に当たる。昨年度の、先行研究のレヴュ-、実験実施のための準備を踏まえ、本年度は、青年(大学生)との比較における高齢者の顕在潜在記憶に関する実験を行った。
この実験は、顕在記憶テストとして再認テスト、潜在記憶テストとして絵画完成テスト、一般的知識テストを用い、エピソード記憶知覚的プライミング、概念的プライミングを測定しようとするものである。学習材料は、単語(名詞)と線画(テレビ、ネコなど日常的なもの)であった。結果は、次のようであった。高齢者は青年と比べ、絵画の再認より単語の再認において、より低下が認められる。また、同じく青年と比べると知覚的プライミングは同じ程度であるが、概念的プライミングにおいて低下が認められた。全体としては意味記憶システムにおける加齢効果を示した。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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