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1997 年度 実績報告書

重度運動障害児に対するノンバーバルコミュニケーション指導プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 08451059
研究機関筑波大学

研究代表者

藤田 和弘  筑波大学, 心身障害学系, 教授 (90015876)

研究分担者 柿澤 敏文  筑波大学, 心身障害学系, 講師 (80211837)
岩崎 信明  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (70251006)
斎藤 佐和  筑波大学, 心身障害学系, 教授 (00015819)
キーワード重度重複障害児 / ノンバーバルコミュニケーション / 指導プログラム
研究概要

本研究においては,重度運動障害児を対象とし,彼らのコミュニケーション能力を高めるために,代替コミュニケーション手段の獲得を中心とした3領域から構成される指導プログラムを作成した。その指導プログラムを3名のWerdnig-Hoffmann病児に適用し,有効性の検討を行った。
平成8年度は,最重度の運動障害を有し,表出手段に著しい制限のあるWerdnig-Hoffmann病児の代替コミュニケーションという視点から指導プログラムの作成を行った。〈デバイス操作領域〉,〈文字学習領域〉,〈日常コミュニケーション領域〉という3領域と各領域のステップを設定し,最終的にコンピュータを用いた文字表出による日常生活でのコミュニケーションが可能となることを,指導プログラムの目的とした。
平成9年度は,3名のWerdnig-Hoffmann病児に対し,平成8年度に作成した指導プログラムを実施し,指導プログラムの有効性を検討した。その結果,3例とも新しい操作スキルを身につけることができ,さらに2例では平仮名50音の習得及び表出に進歩が見られた。以上のことから,本指導プログラムの有効性が認められ,適用のための事前の評価について考察がなされた。本指導プログラムの実施結果から明らかにされた点をふまえ,指導プログラムが改善された。
学習内容の日常生活場面への般化の困難さと,本指導プログラムの適用範囲の拡大についての問題は,今後の課題とされた。

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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