研究課題/領域番号 |
08451061
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
堅田 明義 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60015435)
|
研究分担者 |
高橋 智 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50183059)
小池 敏英 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (60251568)
渡辺 健治 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70158624)
松矢 勝宏 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (70014850)
氏森 英亜 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10015448)
|
研究期間 (年度) |
1996 – 1997
|
キーワード | 障害児 / 海外日本人学校 / 質問紙調査 / ネットワーク / 相談 |
研究概要 |
障害児が海外の諸学校へ通学するとき、日本国内での就学と同じような対応の可能性を探った。そのために海外の諸学校や家庭での過ごし方を含めて、担任教師や保護者の相談に応じられ、例えば、発達課題や指導のつまずきをリアルタイムで日本の専門機関と適当なメディアを介して相談ができたり、さらに帰国後の進路相談にも応じられるようなシステムの構築を目標に置いてきた。 過去4年間に日本人学校84校に障害児教育関連の資料や問題を有する児童生徒の個人調査票124名分に関する資料がモデルステーションの機能化を試みながら収集できた。 障害児教育に関する国際的情報ネットワーク化に参加申出の日本人学校は24校もあった。日本人学校に在籍する障害児は、知的障害が最も多く、情緒障害、聴覚障害、肢体不自由、視覚障害の順であった。このような障害児に対応するために求められた相談内容は次のようであった。 ◯障害理解のための資料◯学習を促進させる教材・教具、指導書の紹介◯言語訓練、対人訓練などの方法◯生活指導の方法◯帰国後の進路相談◯その他 これらの相談に応じるために、引き続き検討する必要があるシステムとしては 「発達診断システム」「教育支援としての教材・教具提供システム」のような国内での総合的支援体制の構築のためのモデルステーションの設備を具体的に試みながら検討した。これらの経験から、今後のネットワーク網の整備の基礎資料を得ることができた。今後は、さらに国際的情報網の整備と、そのネットワーク稼働化支援体制が必要であるといえる。
|