研究課題/領域番号 |
08451062
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田畑 治 名古屋大学, 教育学部, 教授 (60025103)
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研究分担者 |
大谷 尚 名古屋大学, 教育学部, 助教授 (50128162)
的場 正美 名古屋大学, 教育学部, 教授 (40142286)
今津 孝次郎 名古屋大学, 教育学部, 教授 (30025118)
安彦 忠彦 名古屋大学, 教育学部, 教授 (30027966)
速水 敏彦 名古屋大学, 教育学部, 教授 (20116172)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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キーワード | 総合教育 / 動機づけ / カリキュラム開発 / 情報教育 / いじめ / 地域学習 / 評価 |
研究概要 |
本研究は、名古屋大学教育学部附属中・高等学校の教育課程に位置づけられ、展開された「総合人間科」の開発にともなう諸問題を多角的に分析し、評価することを目的としている。 平成8年度から平成10年度の成果として、以下のことが明らかになった。 1. 総合人間科の中学校1年から高等学校3年までを貫くカリキュラム構造は、1-2-2-1の段階をもっている。 2. 授業は学級担任制ではなく、学年担任団でおこなわれている。 3. 総合人間科における評価は自己評価、相互評価、教師評価の3種類の評価でなされている。 4. 脱教科、脱教室、脱偏差値という特色をもつ総合人間科の生み出す学校文化は、生徒の生き方や人権、共生などの学びを促進し、いじめを許さない文化も形成する可能性がある。 5. 中学生というデータの限定はあるが、総合人間科と国語の成績の相関が高く、数学が低い。 6. 総合人間科は、「自分の考えをまとめる力をつけるのに役立つ」というように生徒の側では役に立つ教科として認識されている。 7. 地域学習に5の類型があり、多様な関わりが可能である。
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