研究課題/領域番号 |
08451075
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
高嶋 雅明 和歌山大学, 経済学部, 教授 (90031848)
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研究分担者 |
柏原 卓 和歌山大学, 教育学部, 教授 (40037015)
山田 良治 和歌山大学, 経済学部, 教授 (00135831)
水田 義一 和歌山大学, 教育学部, 教授 (10026809)
上村 雅洋 和歌山大学, 経済学部, 教授 (00151837)
藤本 清二郎 和歌山大学, 教育学部, 教授 (40127428)
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キーワード | 近義荘 / 岸和田藩 / 寺内町貝塚 / タオル産業 / 都市近郊農業 / 関西新空港 / 大阪府南部(泉南) / 和歌山県北部(紀北) |
研究概要 |
1.本研究は平成8年11月からスタートしたため,本年度は主要備品の購入、基礎諸資料の収集を主とした。また、本研究は泉南地域・紀北地域を対象とし、本年度は「泉南地域を主に対象とする」と計画書に記したが、両地域にまたがって調査が進行した分野もある。 2.<歴史分野>では、まず中世泉南地域の荘園のうち、日根郡近義荘(高野山領)に関する丹生家文書の写真紙焼き史料を入手した。中世〜近世の都市の形成・発展に関し、貝塚願泉寺文書の撮影を行った。また、近世泉南地域の多くは岸和田藩領であり、同藩の地方支配に関わった南郡福原家・日根郡要家の文書の解読筆写・写真紙焼きを行った。近世〜近代の流通に関しては貝塚の広海家文書調査の目録を入手した。近代の地方政治史・産業史に関しては泉佐野市史編纂室と連携して、昭和戦前期以前の行政資料やタオル産業史の資料などの調査を進めている。 3.<文化的分析>では方言研究のため国立国語研究所などで江戸・明治期の和泉国出身者の言語資料を収集した。また、紀行文学研究のため『和泉名所図絵』と『紀伊国名所図絵』との比較研究を進めた。 4.<現状分析>では和泉南地域のひとつである熊取町域の現場調査や関西新空港を利用する農産物輸出入の動向と周辺地域の都市近郊農業に与える影響の分析を進めている。
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