研究課題/領域番号 |
08451083
|
研究機関 | 専修大学 |
研究代表者 |
伊吹 克己 専修大学, 商学部, 教授 (10146954)
|
研究分担者 |
近江 吉明 専修大学, 文学部, 助教授 (30266217)
堀江 洋文 専修大学, 経済学部, 助教授 (50229225)
加藤 幸三郎 専修大学, 経済学部, 教授 (90083477)
樋口 淳 専修大学, 文学部, 教授 (70095983)
|
キーワード | フランス革命 / ナポレオン / ミシェル=ベルンシュタイン文庫 / サン=ドマング植民地 / ブリュメール18日 / 「修正主義」 |
研究概要 |
今年度は、研究計画の二年目ということで、昨年度に引き続き各研究分担者が『フランス革命文献目録』(専修大学図書館篇)を使用し、「ミシェル=ベルンシュタイン文庫」の史料調査を進め、そのデータをマイクロ・コンピューターに入力する作業を中心に行った。前記に二度、学内での研究会を持ち、各自の研究テーマの確認とその進行状況について検討しあった。後期の10月には研究会合宿を持ち、我々のメンバー2名がかかわる本学・人文科学研究所企画の『論文集』について、その内容の確認と関係者2名の報告会をもった。さらに、次年度開催を予定しているブリュメール18日200年関連「ナポレオン・シンポ」の位置づけ等についての打ち合わせを行った。 今年度はメンバー全員での重点的作業として「サン-ドマング植民地関連史料」の史料整理・分析を行った。この史料については復刻の方向でも作業を進め、外部の専門研究者の助言を得ながら復刻史料の選定を行った。発表場所としては、前述の『論文集』の巻末に「史料紹介」として出すことに決定した。 さらに、3回にわたる公開研究会、「ナポレオンとサン=ドマング」(浜忠雄)「サン=ジュストをめぐって」(山崎耕一)「1989年制作テレビ映画『フランス革命』をめぐって」(遅塚忠躬)を実施し、「ミシェル=ベルンシュタイン文庫」史料分析とのかかわりを確認した。「ナポレオン・シンポ」企画にいては、企画内容の確定とシンポ予定者にたいする折衝を開始した。この企画推進のために、国内のナポレオンやサン=ドマング研究者への事情説明や協力要請の機会を数回ももった。 最後に、「フランス革命200周年」後10年間の研究上の流れをおさえる意味で、関連文献の収集を行い、同時に「修正主義」的革命解釈を映像を通して分析するために、TVビデオやCD-ROMの収集も行った。
|