研究概要 |
平成十年度研究実施計画に基づき以下のような研究を実施した。 (1) 村崎テープの聞き書き 村崎が収録した全200本に及ぶ樺太アイヌ語録音テープのうちから,浅井タケさんの昔話54編を改めて聞きなおし原音声に近い表記で記述し和訳を付けた。村崎と研究協力者丹菊,蔡とで作業を行った。 (2) 補充調査,資料収集 村崎が10月に北海道の常呂に故藤山ハルさんの次女の白川八重子さんを訪れ,ハルさんの音声資料の補充調査を行った。 (3) 研究成果報告書の印刷 (1) 『浅井タケ昔話全集I』300頁の印刷 (2) 『浅井タケ昔話全集II』300頁の印刷 (3) CDROM('wave)浅井タケ昔話全集(74分10枚)の制作 (4) Audio CD浅井タケ昔話全集(74分10枚)の制作 ただし,以上の(1)のみ本科学研究補助金で研究成果報告書を印刷した。(2)(3)(4)については(財)放送文化基金平成9年度研究助成によって成果報告資料を制作した。 なお,(1)は,平成11年3月14日現在,完全原稿が整ったという進捗状況で,4月9日の提出期限に間に合うかどうか不明である。
|