研究課題/領域番号 |
08452008
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
石井 修 一橋大学, 法学部, 教授 (60116530)
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研究分担者 |
田中 孝彦 一橋大学, 法学部, 教授 (10236599)
井上 寿一 学習院大学, 法学部, 教授 (40184759)
大芝 亮 一橋大学, 法学部, 教授 (50168910)
野林 健 一橋大学, 法学部, 教授 (80097857)
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キーワード | 日米関係 / 国際連合 / 冷戦 / 安全保障 / 国連外交 / 国際経済レジーム |
研究概要 |
本研究では、以下のように各研究分担者に研究テーマを割り当て、それぞれが担当テーマについてオリジナリティーを有する研究を試み、研究会において、総合を試みるという手法をとった。野林健は、冷戦後の国際連合と国際経済レジームの相関関係が、冷戦期のそれからどのように変容したのかについて、国際政治経済学の立場から理論的な分析を試みた。大芝亮は、冷戦終焉期において国際連合の活動および機構がどのような変質を遂げ、それが、現在どのような国際政治上の意味を持っているのかについて、理論的実証的研究を試みた。この両者の研究により冷戦後の国連の政治経済的意味について検討を試みる一方で、井上寿一と田中孝彦は、歴史的視覚から日本の国連外交と日米関係の相関性について、分析を試みた。井上は、戦後初期から冷戦期全体における日本の国連外交について史的分析をふまえたうえで、その展開過程におけるアメリカの影響について明らかにすることを試みた。田中は、冷戦の変容期である1980年代から90年代初頭にかけての日本の国連外交について、アメリカ・ファクターに焦点をあわせ、分析を試みた。 研究代表者は石井修の、本研究の大テーマである「国際連合と日米関係」の全般的構造について、各研究分担者の研究報告とも照応させつつ研究を試みた。より具体的には、冷戦期から冷戦終焉期までの国際政治変動について、構造的分析を試みるとともに、その中で、日米関係の構造がどのように変化したのか、そして、その変動の中で、国連の変貌と日米関係がどのように交錯したのかについて、大局的分析を試みた。 現時点では、3年間にわたる本研究の成果を各自が整理再検討をしている段階だが、各研究分担者が公表、発表した研究成果のなかに部分的にではあるが、本研究の成果が一定の反映をみせている。
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