研究概要 |
政治的態度の形成と、その連続及び変容とを政治的社会化研究の角度から探求するため、われわれは1997(平成9)年9月に、以下の3種類の調査を実施した。1.有権者調査、2.大学生調査、3.中学・高校生調査。先ず、1.に関しては、東京都内の有権者1,500名を対象として個(戸)別面接聴取法により調査を実施した。2.に関しては、国立大学と私立大学から各1校を選択し、主に18、19才の未成年者を対象として集合法により調査を実施した。3.に関しては、東京都内公立中学校高等学校から各2校を選択し、クラス単位の集合法により1,300名を対象に調査を実施した。この3調査は、同時期の、同一質問票を用いた初めての試みによるものであり、単純集計結果は朝日新聞本紙(別添)でも取り上げられた。 現在、われわれは、多重クロス集計や数量化による多変量解析を実施中である。 なお、平成10年度については、中学・高校生を対象としたより密度の濃いインタヴュー方式による調査を実施する予定である。
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