研究課題/領域番号 |
08453007
|
研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
池田 正孝 中央大学, 経済学部, 教授 (30055115)
|
研究分担者 |
清 しょう一郎 関東学院大学, 経済学部, 教授 (80171312)
松丸 和夫 中央大学, 経済学部, 教授 (40146999)
林 正樹 中央大学, 商学部, 教授 (00055211)
中川 洋一郎 中央大学, 経済学部, 教授 (00164145)
|
キーワード | 自動車メーカー / 一次部品メーカー / 自動車開発期間短縮 / 情報の共有化 / サイマルテニアス・エンジニアリング / システム・モジュールサプライヤー / 金型メーカー / CAD / CAM |
研究概要 |
1.現在、一次部品メーカーは、自動車メーカーに協力して、自動車開発期間短縮化に向けて、さまざまの新しい製品開発の活動を進めている。その特徴を要訳して紹介するならば、(1)情報の共有化(2)サイマルテニアス・エンジニアリングの強化、(3)プラットフォームの先行開発と評価の完了、(4)標準化による開発工数削減の取り組み等であり、こうした具体的な開発の取り組み、改善の積み重ねのなかで、新しい開発システムが出来上りつつある。同時にその過程では、自動車開発の主要な役割と一部のシステム・モジュールサプライヤーに絞られてゆくものと思われる。すでに有力サプライヤーのなかには、従来の自動車メーカーが提起するスペックに応じて部品を開発し、供給する方式から一歩進んで部品を先行開発し、実験し、評価を完了させておき、自動メーカーにいくつか標準化された製品から選択させる方式に切替える企業も一部に出現しておる。 2.自動車メーカーの金型メーカーに対する発注価格はピーク時比20〜30%切下げられている。また開発期間も従来の半分以下の期間に短縮されている。こうした発注元の厳しい取引条件をクリアするため、(1)CAD/CAMの全面利用によるモデルレス化(2)高速NCミーリング機導入による仕上げ作業省略化(3)サイマルテニアス・エンジニアリング強化(4)CAD/CAMのコンピュータ技術利用を推進し、情報システムの構築等が取り組まれている。
|