研究課題/領域番号 |
08453013
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
中村 雅秀 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (30122162)
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研究分担者 |
飯野 公央 島根大学, 法文学部, 助教授 (30263502)
浅田 和史 立命館大学, 経済学部, 教授 (40202585)
柳ヶ瀬 孝三 立命館大学, 経営学部, 教授 (40036398)
三木 義一 立命館大学, 法学部, 教授 (90102467)
坂野 光俊 立命館大学, 経済学部, 教授 (40066626)
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キーワード | 国際税制 / 移転価格 / 外国税額控除 / 多国籍企業 / EU / 租税摩擦 |
研究概要 |
企業活動の国際化に伴い有体資産のみならず各種の無体資産、金融資産の国際取引が複雑化、多様化し、その資産や所得ならびに経費の国際的配分をめぐる問題が租税法、会計学、財政学、国際経済学のいずれの分野においても重要となった。とりわけ移転価格や外国税額控除、金融派生商品取引や各種無体資産、また最近では国際取引の情報化の発達に伴って電子商取引が増加しており、これらにかかわる問題は我が国では研究が遅れてきただけに、本研究課題での成果も大きかった。とくに各国税制とその国際的調整に関する文献の収集とこれによる研究の進展は研究参加者の個人的成果だけでなく、幾つかの画期的集団的成果を生んだ。1998年3月には共同研究の成果として共同論文「国際課税の諸問題」を公表し(『立命館国際地域研究』第12号)、1999年1月には共同研究者も世話人に就任した上、国際課税京都フォーラム世話人会(金子宏代表世話人)と協力して、国立京都国際会館で広く社会に開かれたシンポジウムを開催、「産官学実」各界から280名の専門家の参加を得て問題の解明と成果の社会還元に貢献することができた。
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