• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

代数群とり一環の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08454002
研究機関筑波大学

研究代表者

森田 純  筑波大学, 数学系, 助教授 (20166416)

研究分担者 小木曽 岳義  筑波大学, 数学系, 助手 (20282296)
山形 邦夫  筑波大学, 数学系, 助教授 (60015849)
宮本 雅彦  筑波大学, 数学系, 教授 (30125356)
木村 達雄  筑波大学, 数学系, 教授 (30022726)
竹内 光弘  筑波大学, 数学系, 教授 (00015950)
キーワードKac-Moody group / algebraic K-theory / alternating group / Coxeter group / algebraic group / Lie algebtra
研究概要

・有理整数環Z上のA^<(1)>_1型のKac-Moody群が全部で5種類あって、それらをG_0,G_1,G_2,G_3,G_4とおくとき、これらがKleinの四元群V_4={υ_0(=e),υ_1,υ_2,υ_3(=υ_1υ_2)}の部分群と一対一に対応していることが判った。さらに、G'_iの交換子群をG'_iとすると、G_4/G'_4【similar or equal】Z_6Z_6かつG_3/G'_3【similar or equal】Z_6Z_<12>となっていること、G_1【similar or equal】G_2であり1→Z_2→G_0/G'_0→G_1/G'_1→1となっていることが示せた。
・一般のKac-Moody群において、大域Gauss分解が成立していることが発見された。これは、共役類に関しての局所Gauss分解への道が大いに有望であることを示しており、大変に画期的なことである。
・代数的K群のうちで、pが5以上の素数に対するものして、K_2(2,Z〔1/p〕)が中心的ではないこと、さらにK_2(2,Z〔1/p〕)【similar or equal】/Z_∞×Z_<p-1>となっていることが示された。これらは、その構造を具体的に述べたもので、今までにない新しい結果である。
・交代群と双曲型Coxeter群との間の新たな関係を発見し、それを用いて種数が1+{(p-1)!(p-6)/24}となるコンパクトRiemann面を構成した。さらに、その応用として、SL(2,Z)の合同部分群と(〕.su.〔)の正規閉包との間の構造について研究した。
・以上の研究と共に、量子群論的、代数幾何学的、有限群論的、リー群論的、数論的、環の表現論的考察を研究分担者と行った。そして、得られた研究成果について国際研究集会や学術雑誌等で発表した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Jun Morita: "Meta-abelianizations of SL(2,Z[1/p])and Dennis-Stain symbols" Tsukuba J.Math.20(1). 71-76 (1996)

  • [文献書誌] Mitsuhiro Takeuchi: "The group ring of GL_n(q)and the q-Schur algebra" J.Math.Soc.Japan. 48. 260-274 (1996)

  • [文献書誌] Tatsuo Kimura,H.Ueda,T.Yoshiqaki: "A classification of 3-simple prehomogeneous vector spaces of nontrivial type" Japanese J.Math.22(1). 159-198 (1996)

  • [文献書誌] Masahiko Miyamoto: "Griess algebras and conformal vectors in vertex operator alqebras" J.Algebra. 179. 523-548 (1996)

  • [文献書誌] A.Skowronski,Kunio Yamagata: "Socle deformations of self-injective algebras" proc.London Math.Soc.72(3). 545-566 (1996)

  • [文献書誌] Takeyoshi Kogiso: "Calculation of the adelic zeta function associated with P.V.(GL(2),M(2))over a function field" Algebras,groups and geometries. 13(1). 105-127 (1996)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi