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1996 年度 実績報告書

微分形式の理論とツイスター構造

研究課題

研究課題/領域番号 08454016
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

佐藤 肇  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (30011612)

研究分担者 江尻 典雄  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (80145656)
大和 一夫  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 助教授 (30022677)
向井 茂  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (80115641)
塩田 昌弘  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (00027385)
土屋 昭博  名古屋大学, 大学院・多元数理科学研究科, 教授 (90022673)
キーワード微分形式 / 包合系 / ツイスター構造 / 3階の常微分方程式
研究概要

本研究では,代表者の構成した,幾何構造の関係を与えるツイスター・ダイアグラムを,外微分形式の包合系の理論の立場より研究し,現代素粒子論,場の理論との関係を明らかにし,古典力学及び量子力学への応用を目的として考えた.特に,3階の常微分方程式,射影構造,Grassmann構造,球面接触構造等,それぞれの個別の構造を精密に調べ,各構造の関係を与えるツイスター理論として,まためあげ,一つの構造の方程式が他の構造において,いかに簡単な方程式に移るかを研究した.
実際に,次のような役割分担により,それぞれ詳しく調べた.微分可能な力学系の研究(大和,佐藤猛).いろいろな構造の微分形式論による研究(塩田,江尻,井関).ツイスター理論の解明(佐藤肇,向井,江尻).場の量子論からの研究(土屋).数学基礎論からの研究(安本,古田).電子計算機によるデータの数値解析(全員).
具体的な成果として,代表者は,吉川敦子との共同の研究で,3階の常微分方程式の相空間での接触同相による.同値問題を研究し,その,完全不変量が,2つの曲率によって表される子とを証明し,その具体的な形を決定した。それは,ツイスター理論により,相対論の幾何学とも結びつき,射影接触幾何という新しい幾何構造の基礎付けを与えることとなった.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 向井 茂: "単純Lie環とLegender多様体" 名古屋数理フォーラム. 3. 1-12 (1996)

  • [文献書誌] 向井 茂: "Brill-Noether理論の悲可換化と3次元Fano多様体" 数学. 49・1. 1-24 (1997)

  • [文献書誌] 佐藤 肇: "位相幾何" 岩波書店, 120 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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