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1996 年度 実績報告書

固体-流体系としての地殻の単色振動現象

研究課題

研究課題/領域番号 08454119
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

深尾 良夫  東京大学, 地震研究所, 教授 (10022708)

研究分担者 神定 健二  気象庁, 気象研究所, 主任研究官
大野 正夫  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (00251413)
キーワード地殻 / 火道 / 井戸 / 火山噴火 / 帯水層 / 歪ステップ / 減衰振動 / マグマ
研究概要

本研究は火出と地下水で観測される単色振動現象を観測し、その記録を解析することにより、地殻における固体-流体系システムの応答関数と励起のメカニズムを明らかにするのが目的である。本年度は(1)伊東市のボアホール地下歪観測点の記録を高速サンプリングし研究室に電話伝送するシステムの建設、(2)伊豆大島の噴火時に観測された歪ステップとそれに伴う減衰振動の解析、(3)伊東市EDY観測井の歪ステップとそれに伴う減衰振動の解析を行った。(1)に関してはシステム設計、業者への発注、設計に基づく装置制作がほぼ終わり、取り付け作業が始まろうとしている段階である。(2)に関しては解析を終了し、現在2本の論文としてまとめつつあるが、これにより伊豆大島の火道-マグマ溜りのシステム応答はほぼ理解されたと考える。(3)に関しても解析をほぼ終了し、これから2本の論文としてまとめようとしている投階である。この解析により、EDYの井戸一帯水層のシステム応答及び地震との関係はほぼ解明されたといえる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Sugioka,Y.Fukao and S.Sakai: "Anomalously early first arrivals to the J-array from teleseismic events" J.Phys.Earth. (accepted)(印刷中). (1996)

  • [文献書誌] M.Ohno,H.Wakita & K.Kanjo: "A water well sensitive to seismic waves" Geophys.Res.Lett.(印刷中). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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