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1996 年度 実績報告書

超音速ジェット源を用いた星間分子のサブミリ波分光

研究課題

研究課題/領域番号 08454174
研究種目

基盤研究(B)

研究機関茨城大学

研究代表者

天埜 堯義  茨城大学, 理学部, 教授 (60037249)

研究分担者 陳 文初  茨城大学, 理学部, 助手 (40272108)
キーワードサブミリ波 / 分子イオン / フリーラジカル / 星間分子 / 位相制御
研究概要

BWOの位相制御用の局部発振器としてガンダイオード(80-110GHz)を用い、ガンダイオードからのミリ波はセンチ波の周波数シンセサイザーに位相ロックされている。サブミリ波用ミキサ-はケルン大学より提供をうけ当初の予定どおり完成し、570-660GHz,730-860GHzの周波数領域での高精度・高感度分光装置が完成した.周波数制御、データ取り込み等は全てコンピューター制御されている.制御用ソフトウェアーはLabViewを主体にして独自に作成した。分子イオン、HN_2^+、電子励起状態(^1Δ_g)O_2、CO等を観測し感度をテストし、1.6mの光路長で2x10^<-9>cm^<-1>の感度を有することが判明した.イオン、フリーラジカル等の不安定分子の生成用に、長さ80cm,内径40mmのホローカソード放電セル、および、長さ1.6m、内径40mmの磁場閉じ込め型陰極グロー放電セルを製作した.放電管はタンデム冷却機により-80_OCまで冷却可能である。両放電セル共に充分の性能を有するが、特に、磁場閉じ込め型グロー放電は、予期以上の安定なグロー放電を維持し極めて良好な動作をすることが判った.これにより、上記、^1Δ_gO_2、COの線形の精密測定を行い、衝突幅パラメーターを求めた。
ファブリーペロ-共振器用の大型排気装置および真空槽を設置し、予備テストを行った.ファブリーペロ-共振器本体のテストは次年度に継続する.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] M.Hepp 他: "Millimeter-wave Spectrum of the Ar-CO Complex :" Molecular Physics. (印刷中). (1997)

  • [文献書誌] M.-C.Chem,McKellar: "Observation of strong hidden lines in the infroned" Journal of Chemical Physics. 105(18). 7910-7914 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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