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1997 年度 実績報告書

生命科学の手法を用いたベルグマンの法則の検証-ヒトとマカクを対象とした遺伝的・生理的背景の検索-

研究課題

研究課題/領域番号 08454277
研究機関東京大学

研究代表者

石田 貴文  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (20184533)

研究分担者 鈴木 樹理  京都大学, 霊長類研究所, 助手 (10175408)
キーワードベルグマンの法則 / 成長 / IGF / 適応
研究概要

本研究では、ベルグマンの法則の成立に関し近年発達した生命科学の手法を用い、分子・細胞のレベルで解き明かすことを目的とする。
マカク類は今まで研究を行ってきたニホンザルと、この近縁種で東南アジアに広く分布生息し、近年は医学実験用によく用いられているカニクイザルの2種を対象とした。この2種について生息地域による集団間の差異を考慮して、ニホンザルについて本州、淡路島および九州に生息する5集団(下北半島、志賀高原、伊豆半島、淡路島、高崎山)から、カニクイザルについてはタイに生息する4集団を対象とした。生身体が大きく、身体成長に時間がかかり性成熟が遅い種ほど、高濃度でIGFを分泌する傾向があった。マカクの種では、体格が大きくなるに従って血中総IGF-1濃度も全体に高い水準を示した。この近縁種間で見られた、体格が大きいほど時間当たりのIGF-1の必要量が多いという結果は、細胞の数が多いものほど生産や生命維持のための代謝に必要なホルモン量が多であろうということから容易に導き出せる推論と一致した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] F.Bigoni et al.: "Flaorescence in sits by bridizalim entablinkes Homology Between human and silened by monky choomsues" Am.J.Phys.Anthrop.23. 315-327 (1997)

  • [文献書誌] Y.Kondo et al.: "Prosalence and molecular epidemiology of GB virus C/H epatitis G vins in fection in Mongolis" J.Med.Virol.52. 143-148 (1997)

  • [文献書誌] M.Fujimoto et al.: "The gene for mesomelic dysplasia Kantaputratype is mapped to chromosome 2_♀24-32" J.Hum.Genet.43.

  • [文献書誌] Y.Shimizu et al.: "Serotyping of Duffy blood group in several thai ethni_♀ groups." Southeast Asian J.Trop.Med.Publ : Health. 28. 32-35 (1997)

  • [文献書誌] T.Ishida et al.: "Preliminary reponton the shont stature of southeast Asian. forese dwelleys,the Manni" Southeast Asian J.Trop.Med.Publ.Health. 29(in press).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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