新しく性能の良い二相衝撃波管を製作した。この新しい衝撃波管は、縦型にも横型にも使用でき、個体粒子だけでなく液体スプレーと衝撃波との干渉などの問題も実験出来るように工夫されている。特に、固気二相流の実験で使うように衝撃波管を縦型に使用するだけでなく、堆積された固体相上を伝播する衝撃波の問題も実験出来るように設計されている。 本年度はこの二相衝撃波管の製作に手間取り、性能試験を始めたばかりなので、論文になるような結果はまだ見いだせていない。現在までのところ、設計された衝撃波管は当初の性能を得られているので、本実験での成果に期待している。シュリーレンシステムを可視化手法の一つとして用いる予定であるが、二相の部分を除いて可視化が良好であることが確認できた。 実験で得られたデータを数値解析的に処理し、オイラー型二相方程式を用いて、行われた実験のシミュレーションを行う予定であるが、プログラムは概ね開発出来、実験と比較することによって開発されたプログラムの精度を確認する予定である。
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