研究概要 |
本年度は、以前に試作した囲い込み信号場発生・位置姿勢測定装置を利用して、測定精度を決める要因につき、主に実験的に分析した。具体的には、購入したロックインアンプを活用して、種々の状況下における位相測定を、0.01度の分解能で測定した。また、実験装置の制御用計算機としてノートパソコンを利用して実験効率を高めるとともに、また実験結果の解析のためにデスクトップパソコンを使用して膨大な量の実験データを分析した。 具体的な検討内容と、その結果は以下の通り。 1.点灯関数信号の設定精度測定→輝度比,初期位相ともに0.1%で設定可能 2.センサ位置と受信信号位相差との関係測定→理論値からの測定誤差0.5%以内 3.雑音の分析と雑音源の特定→ステッピングモータ駆動用電子回路から電磁雑音が発生源 4.設計自由度と制御可能性の検討→初期位相と輝度比を組合わせて測定誤差を原理的に最小にするための方法論を確立
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