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1998 年度 実績報告書

客観的な歯の動揺度診査システムの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08455198
研究機関岡山大学

研究代表者

岡 久雄  岡山大学, 工学部, 助教授 (80116441)

研究分担者 更谷 啓治  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (60170817)
キーワード歯の動揺 / 臨床的動揺度 / 触診 / 機械振動 / バイモルフ / 圧電セラミック / 機械モビリティ
研究概要

臨床において,日常的に行われている動揺度診査は,指やピンセットを使って歯科医が歯を揺らせる方法であり,簡便ではあるがその客観性に問題がある。本研究は客観的な歯の動揺度診査システムの開発であり,研究期間を平成8年度より3年とし,初年度はシステム開発のための基礎データの採取とシステムの基本設計,また臨床試用TM-I型の試作を行った。引き続いて第2年度は試作されたTM-I型を臨床的に評価し,使用上の問題点を明らかにして,TM-II型を試作した。最終年度では,試作された臨床試用TM-II型の総合評価を行い,客観的な歯の動揺度診査システムの開発を終えた。本研究の実施にあたっては,研究代表者(岡久雄)が主にシステムの設計・基礎特性の評価を行い,研究分担者(更谷啓治)が,臨床データの採取および試作システムの総合的な臨床評価を行った。すなわち,
(1) 臨床試用TM-II型の基礎特性評価
試作された臨床試用TM-II型測定プローブに対し,温度特性や測定精度,さらに操作性などの基礎特性について検討した。また同プローブを臨床チェアサイドで使用し,天然歯や歯科インプラントの臨床データを採取しながら,臨床使用における問題点について検討した。
(2) TM-II型を中心とする客観的な歯の動揺度診査システムの臨床評価
(1)での検討結果を踏まえ,また感染予防などの問題点にも対処できるよう,測定プローブに対策を講じた。さらに臨床現場での試用を行い,客観的な歯の動揺度診査システムの開発を完了した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hisao OKa: "Bender-type Tooth-Movement Transducer" Trans.IEE of Japan. 118E・1. 22-27 (1998)

  • [文献書誌] 更谷啓治: "歯の動揺度テスタを用いたインプラントの機能評価と生体リズム測定" バイオメカニズム14-ヒトの機能の評価と支援-. 197-204 (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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