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1997 年度 実績報告書

温度履歴を受けるコンクリートのクリープおよび乾燥収縮の予測に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08455207
研究機関岡山大学

研究代表者

阪田 憲次  岡山大学, 環境理工学部, 教授 (20093685)

キーワード乾燥収縮ひずみ / クリープひずみ / 実環境下 / 温度 / 湿度 / 予測 / 温度履歴
研究概要

変動する温度条件下におけるコンクリートのクリープおよび乾燥収縮の予測に関する研究を行った。すなわち、わが国における四季の温度変化を想定し、20℃、35℃および5℃を春秋、夏および冬の平均温度とし、それらの変動温度下におけるコンク-トのクリープおよび乾燥収縮試験を行う。コンクリートの打設時期を考慮し、20℃*35℃*20℃*5℃、35℃*20℃*5℃*20℃、20℃*5℃*20℃*35℃、5℃*20℃*35℃*20℃の4ケースの変動温度下のクリープおよび乾燥収縮試験を実施した。載荷時の材令は、3日、7日、14日および28日である。供試体寸法は10*10*40cmの角柱供試体とする。湿度条件は、60%〜80%の間で選定した。その結果、以下の結論を得た。
コンク-トのクリープおよび乾燥収縮の大きさは、コンクリートが打設される季節、すなわち温度の影響を強く受けることが明らかになった。
コンクリートの乾燥収縮におよぼす温度履歴の影響は、湿度変化の影響よりもかなりおおきいことが明らかになった。
低温から高温へと変化する温度履歴を受けるコンク-トの乾燥収縮ひずみは、他の温度履歴を受けるコンクリートのそれよりも大きいことが明らかになった。
乾燥収縮の変動がコンクリートのクリープにおよぼす影響は小さい。
コンクリートのクリープは、持続荷重載荷前の養生温度の影響を受ける。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 阪田憲次, 綾野克紀: "実環境下におけるコンクリートの乾燥収縮ひずみの予測" コンクリート工学年次論文報告集. 19・1. 709-714 (1997)

  • [文献書誌] 阪田憲次, 綾野克紀: "Prediction of the effect of temperatureon shrinkage of concrete" International Conference on Engineering Materials. 647-657 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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