• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

オブジェクト指向GISによる地盤DBと微動記録の融合に基づく名古屋地盤構造の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08455251
研究種目

基盤研究(B)

研究機関名古屋大学

研究代表者

福和 伸夫  名古屋大学, 工学部, 助教授 (20238520)

研究分担者 石田 栄介  名古屋大学, 工学部, 助手 (30283394)
今岡 克也  豊田高等工業専門学校, 助教授 (20193667)
キーワードオブジェクト指向 / GIS / 地盤データベース / 微動記録 / 卓越振動数 / 名古屋 / 地盤構造
研究概要

平成8年度は,既に保有している名古屋地盤図の標準貫入試験データベースに加え、地層境界の等高線のディジタイジング及びデータベース化,PS検層データの収集,未公開の地盤データベースの収集並びにデータベース化を行った.また,従来より構築中の地震防災GISを整備拡充し,これらの地盤データベースに基づいて名古屋市内全域の地層断面を推定するシステムを構築した.この際に,有限要素法の自動三角形要素分割手法を準用した地層境界深さ推定のための補間ルーチンを利用した.また,収集したPS検層データと標準貫入試験データベースとの回帰分析を行い,任意地点での速度構造を推定する手法を確立した.これらのデータは,地層オブジェクト,ボーリングオブジェクト,などといった形でオブジェクト化した.
一方,市内の小学校を対象として常時微動実測を実施した.対象とする実測の数が膨大となるので,平成8年度はが耐震診断を実施した43校の小学校について常時微動実測を行った.1秒計及び5秒計による微動実測記録から水平・上下スペクトルなどを利用して,短周期とやや長周期の地盤の卓越振動数を推定した.さらに,推定結果を上記データベースを用いて当該地盤直近のボーリングデータから推定した卓越振動数と比較し,地盤モデルによる説明の可能性を検討した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 荒川政知: "名古屋市域における任意地点の表層地盤のモデル化のための経験式の作成" 日本建築学会学術講演梗概集 構造B-2. 139-140 (1996)

  • [文献書誌] 小出栄治: "名古屋市域の任意地層断面の推定に関する研究" 日本建築学会学術講演梗概集 構造B-2. 141-142 (1996)

  • [文献書誌] 荒川政知: "GIS上での地域性を考慮した地震動評価のための地盤情報の活用" 第19回情報システム利用技術シンポジウム. 343-348 (1996)

  • [文献書誌] 石田栄介: "オブジェクト指向による都市地震防災情報統合GISの構築" 第1回都市直下地震災害総合シンポジウム. 233-236 (1996)

  • [文献書誌] 福和伸夫: "都市の足元を覗いて安全を診る" 建築雑誌. 111,1398. 58 (1997)

  • [文献書誌] 八木茂治: "名古屋市市立小学校における常時微動計測に基づく研究" 日本建築学会東海支部研究報告集. 157-160 (1997)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi