• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1997 年度 実績報告書

エンジニアリングプラスチック系ブレンドのレオロジーと成形加工性

研究課題

研究課題/領域番号 08455455
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

高橋 雅興  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (50115870)

研究分担者 山根 秀樹  京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (30191365)
キーワードエンジニアリングプラスチック / ポリマーブレンド / レオロジー / 海島構造 / 摩擦・摩耗特性
研究概要

室温で液体状である二種類のポリマーを混合し、海島構造を有する非相容性ポリマーブレンドを調製した。これを用いて瞬間的な階段状のせん断大変形を与えた後の液滴(島相)の形状変化および形状回復時間を直接光学顕微鏡を用いて観察し、これらの液滴の半径、せん断ひずみ量、および各成分レオロジー的性質との関係を調べた。また、得られた形状回復時間がブレンド液体に特有の長時間側のレオロジー的性質とどのような関係を持つかについて検討した。
上で得られた実験結果を基に、実際にエンジニアリングプラスチック系のブレンド(ポリカーボネート/ポリスチレン)を調製し、ブレンド融体のレオロジー的性質、変形による相構造の変化および二相の界面エネルギーの影響について検討した。
これとは別にポリアミド/ポリオレフィン系のブレンド固体のトライボロジー(摩擦・摩耗特性)について検討を行い、エンジニアリングプラスチック系の摩擦・摩耗特性がブレンドの組成のみならず、相構造、各相の結晶状態、二相界面の接着性に強く依存し、それらの因子に摩耗メカニズムが強く影響されることを明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 堀内 徹: "ポリアミド6/ポリオレッフィンブレンドのトライボロジー特性に及ぼす摩耗形態の影響" 成形加工. 9(6). 425-433 (1997)

  • [文献書誌] Kenzo Okamoto: "Droplet Phase and Dynamic Viscoelasticity of PMMA/PS Blend Melts" 日本レオロジー学会誌. 25(4). 199-200 (1997)

  • [文献書誌] Hideki Yamane: "Observation of Deformation and Recovery of PIB Droplet in a PIB/PDMS Blend after Application of Step Shear Strain" Journal of Rheology. 42(3). (1998)

URL: 

公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi