研究課題/領域番号 |
08455483
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
藤田 和男 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (40272398)
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研究分担者 |
加藤 俶史 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (50010989)
藤永 好宣 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40010988)
六川 修一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50183710)
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キーワード | 石油 / 天然ガス / 資源評価 / 埋蔵量 / 生産量 / 供給能力 / 資源データベース / Field Growth |
研究概要 |
1.本研究の2年目においては、地球上の既発見油・ガス田の規模別または産油国別の石油・天然ガス(従来の技術と経済条件で採収可能な在来型資源)の1995年現在の生産量、埋蔵量アークベースをほぼ完成させた。また石油鉱業連盟の資源評価ワーキンググループの座長として指揮をとり、6月に資源評価報告書を公刊した。 2.一方、環境に優しいエネルギー資源である世界の天然ガス資源量の現状と将来見通しについては、4月にマレーシアのクアラルンプール市で開催されたアジア・太洋州石油・ガス会議で英文発表し、本邦の石油学会においても10月に、天然ガス資源評価と非在来型ガスの可能性本研究の成果を、また海洋油田の生産動向については翌年3月に口頭発表をした。さらに北京で開催された第15回世界石油会議(10月)に参加して、資源評価とエネルギー需給問題の国際的専門家達のレビューを受けるための意見交換をした。とりわけ米国の地質調査所(USGS)のオルブランド博士とは双方の世界の資源評価内部レポートを交換し、今後の研究の国際交流を約束した。 3.基礎的研究の成果としては、(1)『油田減退モデルによる世界の大型巨大油田の生産予測に関する一試算』と題する原著論文を石油技術協会誌(5月)に発表、さらに(2)北海油田の過去の資源量・生産量統計を分析して、探鉱による発見埋蔵量と油田の開発・生産段階が進に連れて追加される埋蔵量の成長要因(Field Growth)等を分析して生産能力の将来予測法を研究する学生の卒業論文を指導した。 4.予算肇認されたすべてのコンピュータ機器の購入が本年の秋口に完了したので、独自の資源データ・べ-スの基本コンッセプトを設計、改良しつつ、各種技術データの収集、分析、加工および入力作業を続行中である。
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