研究課題/領域番号 |
08456107
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
綱島 不二雄 山形大学, 農学部, 教授 (70089803)
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研究分担者 |
保木本 利行 山形大学, 農学部, 助手 (90261685)
角田 憲一 山形大学, 農学部, 助手 (70241726)
小沢 亙 山形大学, 農学部, 助教授 (70211141)
西澤 隆 山形大学, 農学部, 助教授 (10208176)
生井 恒雄 山形大学, 農学部, 助教授 (70124609)
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キーワード | 環境保全型農業 / 高度畑作システム / 産地形成 / 植物的防除 / 砂丘農業 |
研究概要 |
1.対象地域の立地特性,技術的特徴,技術上当面している問題点等の把握に努めた。 2.対象地域の地域形成上の特徴を探るため山形県“庄内地域"のそれぞれの地域変化に関する指標を整理した。 3.対象地域の農協活動の特徴を産地形成過程,マーケティングを中心にトレースした。 4.病理分野では先行的に以下の実験に取り組み一定の成果を得た。 メロンの重要病害であるえそ斑点病は土壌伝染性のウイルス病であるが、土壌中に生息する01pidium属菌により媒介される。従って、その防除の基本は媒介菌の増殖を抑制することにある。本研究では環境保全型の病害防除法として、多くの微生物に対して広く抗菌活性を示す化学物質を分泌するBacillus subtilis NAP菌株(山形大学農学部保存)を簡便にしかも大量に培養し、メロンの定植時に根の近辺に混入するという方法を試みる。初年度は、本菌の簡便で大量培養の条件を決定することを目的に、培養資材と培養条件を検討した。圃場に混入するという性格から資材を、モミガラ、細切イナワラ、オートミール、オカラを用い培養した。温度は20度から35度までの範囲で行った。その結果、最も簡便に行うにはオカラをビニール袋に入れ、本菌を接種し密封したあと、30度で培養し、毎日数分間ビニール袋ごと振り、培地をよくかきまぜることで充分な細菌量が得られることが明らかとなった。
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