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1996 年度 実績報告書

青果物卸売市場における市況情報システムとその利用に関する主要国の比較

研究課題

研究課題/領域番号 08456112
研究種目

基盤研究(B)

研究機関九州大学

研究代表者

小林 康平  九州大学, 農学部, 教授 (80111194)

研究分担者 金 中起  九州大学, 農学部, 助手 (30274525)
山中 守  九州東海大学, 農学部, 教授 (70140952)
甲斐 諭  九州大学, 農学部, 助教授 (70038313)
キーワード情報ネットワークシステム / ベジフルシステム / 国家公益市場(MIN) / 農業市況サービス / 生鮮食品流通情報システム / 売立仕切情報 / 野菜かごプロジェクト / 複数市場連結同時セリ
研究概要

青果物卸売市場における市況情報システムは、青果物の卸売市場流通を支える基本的なインフラストラクチュアであり、資本主義国では国家あるいは公共団体の事業として運営されており、近年では電算機を導入して大幅に高能率化し、市場における取引に重要な役割を果している。日本では「生鮮食料品流通情報システム」があり、農水省が管理運営している。
最近の目覚ましい進歩は、オランダの「複数市場連結同時セリ」、フランスのMINと呼ばれる卸売市場ネットワーク・システム、イギリスやアメリカの「農業市況サービス」等がある。これらの国では、近年、スーパーマーケット企業が食料農産物流通分野に進出して大幅なシュアを占め、従来の卸売市場流通は縮小傾向にあるが、市況情報システムは国家が管理し、競争市場の維持と発展に重要な役割を果している。韓国では日本のシステムと似たシステムを導入した。中国では「野菜かご」と命名した市況情報システムを1994年に27都市でスタートさせたが、まだ試運転の段階である。タイやフィリッピンでは伝統的な業者間の口こみで情報が伝播されている。

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公開日: 1999-03-07   更新日: 2016-04-21  

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