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1996 年度 実績報告書

伝達性海綿状脳症の感染性アミロイド形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08456145
研究種目

基盤研究(B)

研究機関帯広畜産大学

研究代表者

品川 森一  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (00001537)

研究分担者 桑山 秀人  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (40125399)
堀内 基広  帯広畜産大学, 原虫病分子免疫研究センター, 助教授 (30219216)
キーワードプリオン / PrPC
研究概要

本年度は無細胞系でPrPCからPrPScへの転換系作出の可能性を探った。
1)正常羊及びマウス脳を用いて未変性PrPCの部分精製法を検討した。脳乳剤より粗細胞膜画分を調整、Zwittergentによるこの画分の溶解、可溶性部分のキレートカラムによる分画、透析後のキレートカラムによる濃縮が収率が一番よかったが、精製度は低かった。イオン交換クロマト等を組み合わせると精製度は上がったが、一操作をするだけで吸着・変性のため回収率が20%前後と低く、結果として、精製物が得られずこれまで効率の好い精製法は完成していない。変性条件を前提としてPrPCを精製するのであれば、大腸菌に発現させたものを使用する方が効率がよいため、現在、成熟PrPC全体及びPrPコアの領域を組み込んだ発現ベクターを作成している段階である。PrPCの糖鎖のビオチン化も検討したが、操作の段階で器壁に吸着し、ビオチン化された蛋白が凝集することが明かとなったため、ビオチン化の方法で標識することを中止した。
2)PrPCからPrPScへの転換のためには鋳型としてPrPScが必要とされる。効率好く反応を進めるために、PrPScを固相化する必要があり、プラスチック壁に吸着させる条件を検討した。精製PrPScをpH8.9の低イオン強度の緩衝液中で分散させ、プラスチックチューブに加えた後にを中性に戻し食塩濃度を0.15Mに調整すると、かなりのPrPScが強固に吸着することが判った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S.Inoue et al.: "Char acterization of the boving prion protein gene : the expression requires interaction between the promter and intron." J.Vet.Med.Sci.59(in press). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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