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1998 年度 実績報告書

家畜バベシア症の貧血発生機序の解明とその病態制御

研究課題

研究課題/領域番号 08456156
研究機関北海道大学

研究代表者

前出 吉光  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (40002084)

研究分担者 大和 修  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助手 (80261337)
田島 誉士  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 講師 (90202168)
キーワードバベシア / 貧血 / 酸化障害 / 抗酸化剤 / 赤血球 / GSH
研究概要

平成8年度及び9年度の研究において、家畜バベシア症では赤血球の酸化障害が貧血を主徴とする病態発現に深く関与していることが示唆された。そこで本年度は、抗酸化剤が本症の病態を制御する上で効果的であるか否かを検討した。
メトヘモグロビン形成率および混濁度指数を赤血球の酸化障害の程度を示す指標として用い、培養液中の還元型グルタチオン(GSH)が赤血球の酸化障害に及ぼす影響を検討した。
その結果、培養液中に5mMのGSHを添加した培養系において培養赤血球のメトヘモグロビン形成率と混濁度指数は、GSH無添加の対照培養系の培養赤血球のメトヘモグロビン形成率と混濁度指数に比べて両者ともに高い値を示した。
以上のように、今回の結果からは、抗酸化剤は本症の病態を悪化させることが明らかとなった。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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