研究課題/領域番号 |
08457134
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
平良 一彦 琉球大学, 教育学部, 教授 (40039540)
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研究分担者 |
白川 修一郎 国立精神, 神経センター, 室長 (20100141)
高倉 実 琉球大学, 医学部, 助教授 (70163186)
長浜 直樹 琉球大学, 医学部, 助手 (00274910)
宇座 美代子 琉球大学, 医学部, 教授 (00253956)
戸田 隆義 琉球大学, 医学部, 助教授 (30108295)
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キーワード | 長寿 / 保健福祉サービス / ADL / 生活体力 / 睡眠 / ATR |
研究概要 |
平成9年度調査から得られた主な成果は以下のように要約される。 1)コホートの高齢化がすすんでいるため入院、施設入所者の予後は悪かった。 2)在宅高齢者の訪問看護利用者はホームヘルプサービス利用者と比べて年令が高く、「日常生活自立度判定基準」のランクB・Cが多くなっていた。 3)訪問看護利用者のサービス周知状況は50%で、利用に至った経過では医療従事者からの紹介が多く、ホームヘルプサービス利用者の周知状況は16.7%で、利用 に至った経過では民生員からの紹介が多かった。4)介護者の支援体制の面では、もろい支援体制にニーズが表われていた要介護者の生活自立度は、ランクB・CよりランクJ・Aの人が多かった。 5)自分の健康に関心のある老人ほど生活体力も高い者が多かった。 6)ADLの中でも「手段的自立」の項目は生活体力との関係が極めて強かった。 7)高齢者が日常生活の中で家事的役割をもつことが高い生活体力を維持していく上で重要と思われた。 8)昼間の活動や昼寝が夜間の睡眠の質とも深く関わっていることが示唆された。 9)胸部X線写真から求めたATRは老化指標として有効であることが示唆された。
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