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1997 年度 実績報告書

胃上皮細胞から産生される増殖調節因子の検索

研究課題

研究課題/領域番号 08457161
研究機関群馬大学

研究代表者

立元 一彦  群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (60240694)

研究分担者 誉田 芳孝  群馬大学, 生体調節研究所, 講師 (90261867)
石川 巧一  群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (80143238)
キーワード胃上皮細胞 / RGM-1細胞 / 増殖調節因子 / 分化誘導因子 / 胃上皮癌 / 抽出精製 / 生化学的解析 / 構造決定
研究概要

本研究では、胃上皮細胞の培養液を大量に調製し、培養液中に分泌される蛋白質の生化学的解析を通じて各種の増殖調節因子などの同定を行ない、また、分離精製された蛋白質因子などを用いて、胃上皮細胞における増殖、分化、修復や形態形成に関する生理的役割を検討することを目的としている。我々は、ラット胃上皮細胞RGM-1を大型培養フラスコ中で培養し、さらに無血清培養液中で3-5日間培養することにより条件培養液を調製した。その条件培養液は分子濾過法により濃縮され、分子量に応じて分画された後、イオン交換クロマトグラフ法、さらにHPLCおよびSMARTなどの液体クロマトグラフ装置を用いて精製された。それぞれの精製段階において主要蛋白質はSDS-PAGEなどの電気泳動法により検出された。単離された蛋白質の化学構造は、アミノ酸配列決定機により部分アミノ酸配列を決定し、コンピューターによるホモロジー検索にかけられた。さらに、レーザイオン化質量分析装置等を用いて分子量が測定された。その結果、50以上の蛋白質因子およびそれらのフラグメントが単離され、それらの多くの化学構造が決定された。
また、ヒトの胃上皮癌細胞,MKN7,MKN28,MKN45細胞を多数の大型培養フラスコ中で培養し、無血清培養液中で3-5日間培養することにより条件培養液を調製した。これらの条件培養液は分子濾過法により濃縮され、分子量に応じて分画された後、HPLCなどの液体クロマトグラフ装置を用いて精製された。現在、これらの精製物の構造決定に関する研究が進行中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Watanabe,M., Ishikawa,K., Tatemoto,K.: "A culture substratum appropriate for brain cells is a chondroitin sulfate glycosaminoglycan serum." Tissue Culture,in press.

  • [文献書誌] Kogure,K., Tatemoto,K., Maruyama,Y., Ikarashi,Y., Makuuchi,M., and Jammieson N-V.: "Uric acid changes in serum during different forms of hepatic inflow occlusion." Life Sci.60. 1781-1791 (1997)

  • [文献書誌] Kato,M., Hanaoka,Y., Tatemoto,K., Kimura,C.: "hyperpolarization-activated Cl current elicited by pituitary adenylate cyclase activating polypeptide in Xenopus oocytes." Regulatory Peptides. 70. 167-172 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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