研究課題/領域番号 |
08457192
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経内科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
田中 信行 鹿児島大学, 医学部, 教授 (40041454)
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研究分担者 |
衛藤 誠二 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (70295244)
上土橋 浩 鹿児島大学, 医学部・附属病院, 助手 (50204623)
川平 和美 鹿児島大学, 医学部, 助教授 (20117493)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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キーワード | 感覚刺激 / 左右大脳半球 / 認知 / 運動プログラム / 短潜時誘発電位 / 大脳磁気刺激 / 中枢刺激伝達時間 / タキストスコープ |
研究概要 |
今年度は多数の健常者および脳損傷患者で、(1)正中神経刺激による短潜時誘発電位(SSEPs),(2)1000Hzのα rousal刺激中のランダム2000Hz刺激音への左右手のスイッチ押し反応時間(3)タキストスコープによる片側および左右後頭葉刺激に対する左右手のスイッチ押し反応時間(4)中枢運動野、頸髄、脳髄磁気刺激(MEP)による中枢および脊髄伝達時間と虚血による影響(5)椅子運動時の立ち直り反応を検討した。 (1)SSEPsは健常者(36名)はN20潜時正常で、左右N20振巾比0、82±0、12と高い。しかし視床出血(34例)被殻出血(44名)ではN20潜時の延長〜消失が多く、病側/健側振巾比も0、58〜0、46以下に低下し、それは感覚・運動障害の程度と比例して悪化し、3ヶ月のリハビリテーションによって増加した。 (2)2000Hz認知の左右手の反応(短拇指屈筋EMG)は右耳刺激-右手反応が左耳刺激-左手反応より早く、音の認知、弁別、運動プログラムの左右脳の機能分化が推測された。 (3)タキストスコープによる単眼刺激、片側後頭葉刺激応答はEMGとの調整が不十分で左右差が出なかった。今後ソフト調整により詳細に検討したい。 (4)MEPは健常者で左右脳とも四肢、体幹筋で良く誘発されたが、大脳損傷患者では損傷側の振巾が有意に低かった。振巾は3ヶ月のリハビリテーションによって増加した。 (5)急速バランス変動時の立ち直り反応は健常者では移動側(対側大脳)の反応が早いが、脳卒中ではいづれの方向でも障害脳の反応が遅れ、感覚認知-運動変換の障害が推測された。反応はリハビリテーション後有意に改善した。
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