研究課題/領域番号 |
08457285
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
稲瀬 直彦 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (60262185)
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研究分担者 |
内田 信一 東京医科歯科大学, 医学部, 助手 (50262184)
佐々木 成 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (60170677)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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キーワード | AQP-2 / AQP-3 / CLC-K1 / CLC-K2 / プロモーター / CRE / GATA / Gリッチエレメント |
研究概要 |
AQP-2プロモーター解析は、シスエレメントのうち、CRE、GATAがAQP-2promoterでは重要な働きをしていることを明らかにした。また、in vitroで発現細胞がないことなどから、きわめて厳格に発現調節をうけていることを明らかにし、いくつものrepressive elementがその機能を担っていることを示した。in vivoではトランスジェニック動物を用い、腎集合管特異的発現能をAQP-2プロモーターが持つかどうかを検討したが、少なくとも600bp上流側だけでは、集合管に遺伝子発現させなかった。AQP-3プロモーター解析は上流2.6bpまで行ったが、AQP-3発現細胞を用いてプロモーター活性の検討の結果、細胞特異的発現に関与する配列を同定することはできず、第一イントロンの解析を行った. 腎特異的クロライドチャネルの遺伝子発現調節機能解析もCLC-K1.K2遺伝子上流側を単離する事で、解析を始めた。これらはTATAboxを持たないプロモーターで、転写開始点近傍にGリッチエレメントが存在し、この部分がこれら遺伝子の転写活性に必須であることを明らかにした。またこの部分の活性は細胞特異的であることから、腎臓特異的な発現にも関与している可能性が示唆された。さらにこのシスエレメントに結合する転写因子のクローニングを行った。
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