研究課題/領域番号 |
08457325
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研究機関 | 島根医科大学 |
研究代表者 |
永末 直文 島根医科大学, 医学部, 教授 (40117198)
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研究分担者 |
山野井 彰 島根医科大学, 医学部, 助手 (70281152)
久保田 博文 島根医科大学, 医学部, 講師 (00205147)
河野 仁志 島根医科大学, 医学部, 助教授 (60145951)
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キーワード | 肝細胞癌 / アンドロゲン / サリドマイド / 腫瘍血管 / 肝化学発癌 / ヌードマウス / 細胞培養 / 抗アンドロゲン療法 |
研究概要 |
平成10年度には教室で樹立したAR陽性肝癌(AY-9)をヌードマウスに移植し、血管新生抑制剤として注目されつつあるthalidomideの抗腫瘍効果を確認した(論文作成中)。 さらに肝癌発生における男性ホルモンの意義を明かにするため、ラット化学発癌モデル(Solt-Farber法)を用いて、5α-reductase阻害剤であるFK143の発癌抑制効果を検討し、治療群においてenzyme-altered fociおよびhyperplastic noduleの減少を確認しつつある。 またAY-9株を雄性ヌードマウスに移植し、FK143の増殖抑制を検討し確認することができた。 AR陽性および陰性肝癌培養株を用い、FK143の効果を検討し、AR陽性株のみで増殖抑制効果がみられ、5α-reductase阻害剤がAR陽性肝癌の治療薬となりうる可能性が確認されつつある。
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