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1998 年度 実績報告書

皮質てんかんにおける局所脳冷却による機能的焦点切除に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08457357
研究機関東京大学

研究代表者

鈴木 一郎  東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (30162928)

研究分担者 川合 謙介  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (70260924)
杉下 守弘  東京大学, 医学部, 教授 (10114513)
キーワードてんかん / 大脳皮質 / 脳冷却 / 放射線
研究概要

てんかん焦点切除術を行う場合には、焦点の空間的広がりや焦点部位固有の脳機能を正確に解析する必要がある。皮質焦点てんかんの場合、焦点の中心領域は比較的容易に決定できるが、焦点周囲の正常脳との境界を決定することは困難である。従来の方法では、焦点内の異常波と軸索投射や電気緊張性に拡散した二次的異常波とを鑑別することが困難であった。この様な観点から、大脳皮質に対する外科治療を行う前に、一過性、可逆的かつ部分的な大脳皮質冷却を行い機能的な皮質切除が可能になれば、手術効果ならびにその危険性の判定が術前に確実に行える様になるものと期待される。
上に述べた背景に基づいて、てんかん焦点の可逆的でかつ機能的な切除法を検討した。方法としてはラットならびにマウスのてんかんモデルを作製した上で(ラットはNoda epileptic rat(NER)、マウスはEL mouse)、実験を行った。しかし、ラットやマウスの脳容積が小さく、脳血流が豊富なためか安定した局所脳冷却もしくは全脳冷却は困難であった。また冷却範囲の安定したコントロールも困難であった。このため、関連研究として全脳放射線照射の効果を検討した。その結果、NER rat群で放射線照射によるてんかん原性抑制効果が示唆された。さらに、臨床的に術中に局所冷却法を行いてんかん性発作波の抑制効果を検討した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Suzuki I.et al.: "Basal ganglia arteriovenous malformation presenting as “writer's cramp"." Child's Nerv Syst. 14. 285-287 (1998)

  • [文献書誌] Suzuki I.et al.: "Control of epilepsy associated with cerebral arterivenous malformations after radiosurgery." J Neurology Neurosurgery, and Psychiatry. 65 (5). 648-655 (1998)

  • [文献書誌] 川合謙介、鈴木一郎: "側頭葉てんかんの焦点診断におけるMRIの有用性と限界" Current Insight in Neurological Science. 6(1). 10 (1998)

  • [文献書誌] 鈴木一郎 他: "脳動静脈奇形に伴う症候性てんかんに対するガンマナイフの治療効果" 定位的放射線治療. 2. 15-21 (1998)

  • [文献書誌] 鈴木一郎 他: "脳と神経科学シリーズ6:痛みの神経科学" メジカルビュー社・東京, 254 (1997)

  • [文献書誌] 鈴木一郎 他: "脳と神経科学シリーズ9:腫瘍性病変の神経科学" メジカルビュー社・東京, (1998)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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