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1996 年度 実績報告書

全身麻酔薬のチャネル遮断作用は膜流動化に関与するか

研究課題

研究課題/領域番号 08457403
研究種目

基盤研究(B)

研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

伊藤 祐輔  富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (70018307)

研究分担者 百瀬 弥寿徳  東邦大学, 薬学部, 教授 (50020813)
渋谷 伸子  富山医科薬科大学, 附属病院, 講師 (40178926)
広田 弘毅  富山医科薬科大学, 附属病院, 講師 (30218854)
キーワード膜容量 / 膜流動化 / イオンチャネル / 心筋単離細胞 / パッチクランプ法
研究概要

ウシガエル(Rena catesbiana)の心房を摘出し酵素(コラゲナーゼ,トリプシン)処理することによって単離細胞を分離した。心筋単一細胞の膜容量はパッチクランプ法によって膜容量電流として計測し,全身麻酔薬(チオペンタール、ハロセン)の影響を検討した。保持電流を-90mVとして200msec,-20mVの過分極パルスを与えるとI_<K1>電流に先行して膜容量電流(150〜300pA)が測定される。チオペンタール(10^<-6,>,10^<-5>M)はこの膜容量電流を増大させた(10^<-6>M:約10%,10^<-5>M:約20%)。さらに,ハロセン(2%)は膜容量電流を著名に増大させた(約40%)。また,ガラス管微小電極法により過分極パルスを加え,C_m=τ/R_mより膜容量を求めたが,チオペンタール,プロポフォール,およびハロセンともに膜容量を増大させた。以上の成績から,静脈麻酔薬,吸入麻酔薬ともに膜容量を増大させ,膜流動化を起こすことが示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 渋谷伸子: "イヌ心筋単離細胞の収縮反応,活動電位およびCa^<2+>電流に及ぼすプロポフォールの影響" 麻酔. 45. 407-414 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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