• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1996 年度 実績報告書

顎関節症の発症に及ぼす神経ペプチドの役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08457549
研究種目

基盤研究(B)

研究機関大阪大学

研究代表者

松本 憲  大阪大学, 歯学部・附属病院・第二口腔外科, 講師 (20127301)

研究分担者 渥美 友佳子  大阪大学, 歯学部・附属病院・第二口腔外科, 医員
生澤 操  大阪大学, 歯学部・附属病院・第二口腔外科, 医員
キーワード顎関節 / 神経ペプチド / 三又神経節 / CGRP / SP
研究概要

顎関節症の発症に神経ペプチドがいかに関与しているかを調べるため
1)まず顎関節関節腔を支配する三又神経節細胞の局在およびその神経化学的特性を調べた。ラット片側顎関節を剖出し、関節腔内に10%Fluoro Ruby(FR)を注入した。注入3日後に動物を潅流固定し、三又神経節を摘出して凍結連続切片を作成し、抗calcitonin gene-related peptide(CGRP)およびsubstance P(SP)の抗体を用いて、関節蛍光抗体法を施した。FRで標識された細胞の多くは同側の三又神経節の第三枝領域の外側、第三枝と第二枝領域の境界部に認められたが、一部は第二枝の外側に認められた。これらの細胞は中型から大型の細胞であり、神経ペプチドを含むといわれている小型細胞は少なかった。FR標識細胞でCGRPやSPを含む細胞はほとんど認められなかった。現在、実験的に顎関節の炎症を惹起させて、これらがどのように変化するかを検索中である。
2)顎関節症患者および顎関節に症状を伴わないが切除などが顎関節に及んだ患者の手術時に採取された組織から分離した滑膜細胞を培養しCD44分子発現について現在検討を行っている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 松本憲、生澤操、他: "外来関節鏡検査に関する患者アンケート調査 第1報" 阪大歯学雑誌. 41(2). 362-369 (1996)

  • [文献書誌] 松本憲、生澤操、他: "下顎骨骨髄炎の治療とその成績に関する研究" 阪大歯学雑誌. 41(2). 370-374 (1996)

  • [文献書誌] S.Iwai、K.Matsumoto: "Desmoplastic Fibroma of the Mandible Mimicking Osteogenic Sarcoma" J.Oral Maxillofac. Surg.54. 1370-1373 (1996)

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi