研究課題/領域番号 |
08457650
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
広瀬 たい子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (10156713)
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研究分担者 |
濱田 裕子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (60285541)
篠木 絵理 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (00275497)
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キーワード | 障害児 / Joint Attention / 母子相互作用 / 認知発達 / 言語発達 |
研究概要 |
平成9年度は、データ収集が順調に遂行された。正常児群母子は、1才1ケ月時・1才8ケ月時・2才時の3時点のデータを縦断的に収集した。2才時のデータは、現在も収集継続中である。また、障害児群母子は、主に脳性麻痺の1才前後の児16名とその母親のデータを収集した。障害児データも縦断的に2回目のデータを収集中である。 結果のまとめは、一部についてのみ実施し、2つの学会に報告した。一つ目は、1才1ケ月時の母子相互作用をNCASTというアセスメント尺度を用いて測定した結果を報告した。二つ目は、母子相互作用と母親の育児ストレスの関係について検討したものであった。二者間に強い関係性は認められなかった。しかし、母親が自身の健康について問題を感じている場合、また社会的に孤立している場合には母子相互作用における伴起性が低い傾向があることが示唆された。これらの結果については、まだ論文にはしていない。 今後、データ収集を終えた時点で、本格的にデータの整理・分析に入りたいと考えている。
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