ゲル状態にあるポリエチレン及びポリビニルアルコールを2軸延伸し、その変形挙動を光散乱法及び力学量として評価する装置を試作した。装置そのものは、試作することにしたため、光散乱法による法定データはうまくとれていない。力学量については、オリエチレン及びポリビニルアルコールの場合、溶液濃度及び溶媒の性質に依存した。またゲル作成時での溶液の急冷温度が力学量を支配するのでその現象を形態学的に研究するのが平成9年度の仕事である。なお光散乱実験の予備データとして、走査型電顕及びX線回折実験についての詳細なデータはすでに得ており、高分子平均大会(平成9年5月東工大)で発表予定である。
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