研究課題
学校における環境教育の実施状況を調査、実践記録の分析に基づき把握し、小・中・高校を通して体系的な教育計画の検討を主目的としている。1.小・中学校調査-全国798校から回答があり、学校としての対応状況として、年間指導計画、環境教育主任の配置状況等、特別活動における実践概要を把握した。また、3735人の教員の意識と取り組みの実態をとして、研修状況、指導資料の利用実態、授業における意識、進め方、充実方法、重視すべき課題、教科等における実践概要を把握した。「学校における環境教育課題の整理と分析」小・中学校編として調査報告書を作成した。学校における教育計画を検討するさいの有用な資料が得られた。2.環境行政調査-全国100機関の環境行政担当者257人から、学校教育で重視すべき環境教育課題は何か、を主とするアンケート調査を実施し、学校における環境教育の在り方を検討するさいの資料を把握した。調査結果は整理し、「環境行政の立場から学校教育に期待すること」として報告書を作成した。3.高校調査-全国216校の教員2864人から、小・中学校調査とほぼ同じ内容で実施した結果を「学校における環境教育課代の整理と分析」高校編として取り纏めた。なお、これら以外の資料を合わせて環境教育の内容・課題を整理し、体系的な環境教育計画の指針を早急に検討し取り纏める予定である。
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