研究課題/領域番号 |
08458051
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
寺尾 慎一 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (90117044)
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研究分担者 |
中村 重太 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (30127930)
木村 次宏 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (80214881)
中谷 雅彦 福岡教育大学, 教育学部, 講師 (60274396)
小泉 令三 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (90195644)
鶴 光代 福岡教育大学, 保健管理センター, 助教授 (00036899)
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キーワード | ストレス乗り越え成長パターン / 教師像尺度 / 文字意識 / 教育活動の展開ストラテジー / 授業力形成過程 / 音楽科学習指導における教師行動 / 理科教師養成過程 / 数学科教師の成長過程 |
研究概要 |
(1)教育実習を体験した学生のストレスパターンを解明する調査面接を行った。代表的21事例から対人緊張ストレスと指導力不足ストレスの2パターンのほか、ストレスによる燃えつきパターンとストレス乗り越え成長パターンが見られた(学生期の精神的健康・不健康に関する研究)。(2)福岡県内の小中学校初任者及び大学生に目標とする教師像を記述させ、明朗性、共感性、教育愛など26領域の教師特性を収集し、理想的教師イメージを測定する「目標とする教師像尺度」を作成した(教職初任者における教職能力の自己評価に関する心理学的研究)。(3)完成した文字に触れる機会は多いが丁寧に書く機会が少ないという最近の文字環境の中で、福岡県内の新任教師がどのような文字意識を持っているかを質問紙で調査した。また経験3年目の小中高教師529名を対象に児童生徒の所属意識をつかむ自信の度合いや教育活動の展開ストラテジーについて質問紙で調査した(教師における実践的指導力の成長に関する研究)。(4)授業力形成過程の観点を措定し、県内の経験6年目の教師を対象に実践課題を質問紙で調査した(福岡県における国語科教師の指導力形成過程に関する研究)。(5)音楽授業にかかわる指導内容、指導上の問題点、学校の音楽環境や研修への参加などの実態を小学校教師を対象に質問紙で調査した(小学校の音楽科学習指導における教師行動の分析)。(6)全国的にも類を見ない教育研究業績を上げてきている北九州市の理科教育について、昭和40年発足の北九州地区理科教育研究会の関係者から経緯と組織化の特質についてビデオ聴取した(九州、特に福岡県における理科教師養成過程に関する研究)。(7)県内の小中学校教師105名を対象に算数・数学科教師としての指導力向上への意識、契機、方途について質問紙で調査した(算数・数学科教師の成長過程に関する研究)。
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