研究課題/領域番号 |
08458052
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
小林 正幸 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 助教授 (50215365)
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研究分担者 |
三好 茂樹 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 助手 (80310192)
石原 保志 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 助教授 (70212917)
大沼 直紀 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 教授 (20169022)
内野 權次 筑波技術短期大学, 教育方法開発センター, 教授 (30100811)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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キーワード | インターネット / 聴覚障害 / コミュニケーション / CAI / 字幕 / ISDN |
研究概要 |
聴覚障害者のためのコミュニケーション・CAI教材をインターネットや、電話回線であるISDN(INSネット64)介して、提示できる様々なシステムの調査と情報を収集し、この調査結果から、次のようなシステムの開発、システムの基盤環境を、整備した。 1. 大学、聾学校に設置されているCAIシステム、CAI教材、及びインターネットを活用している事例を調査し、資料を収集した。 2. 中国・北京で開催されたThe Sixth Asia-Pacific Congress on Deafnessに参加し、“Real-Time Japanese captioning system using two stenographic systems for hearing Impaired persons"について、口頭発表するとともに、アジア地域の聾教育関係の最新の情報と資料を収集した。 3. インターネットを介したキーボードの連弾入力方式によるリアルタイム字幕提示システム(オペレータが話者の音声を聞きながら特殊なキーボードでかなキーの入力やかな・漢字変換を行うことにより、リアルタイムで漢字・かな混じり文を提示するシステム)を、開発した。 4. インターネットを介した聴覚障害者の双方向通信(電子会議)の可能性を、実験により検証した。 5. 音声認識ソフト(ViaVoice98)を購入し、リアルタイムで誤字、脱字の修正も可能な音声情報を字幕として提示できるシステムを開発し、このシステムとインターネットを接続する基礎的な環境を整備した。 6. 高速で文字が入力できるステノワードPCシステム2セットと校正器、及び字幕挿入装置(VIP-410OR)により、1セット目のステノワードPCシステムで発話の内容を先ずひらがなで入力、表示し、その後かな・漢字変換を行い、かな漢字混じり文を提示し、2セット目のステノワードPCシステムで、1セット目で入力した確定文章の誤字、脱字の修正を行い、より正確な字幕を話者の映像と共にリアルタイムで提示する連弾入力方式RSVシステムを開発し、このシステムとテレビ電話を連動させ、電話回線のISDNを介した、遠隔地で字幕提示ができるシステムを、本学の講義で活用した。又、ISDNの替わりにインターネットを介して通信できる基礎環境の整備を実施した。
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