研究課題/領域番号 |
08458056
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
今田 滋子 広島大学, 教育学部, 教授 (70052248)
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研究分担者 |
町 博光 広島大学, 教育学部, 助教授 (10116668)
大浜 るい子 広島大学, 教育学部, 助教授 (20122591)
稲垣 滋子 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (30052252)
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キーワード | 全国共通語 / 地域語 / 広島方言 / 松山方言 / 文末の「か」 / イントネーション |
研究概要 |
本研究の目的は、全国共通語と地域言語(広島方言・松山方言)との対照分析を通して、地域における日本語教師の談話モデルを構築し、地域の日本語教育の活性化を目指すものである。研究2年目は、以下のような成果を得た。 1全国共通語(東京方言)と広島方言の教科書教材の談話音声の収集 日本語教科書『しんにほんごのきそ』の第1課から第25課までの会話部分を、東京方言話者10人、男女5人ずつにロールプレイしてもらい、談話音声を収集した。また、広島方言話者10人にも同様の調査をした。 2東京方言話者と広島方言話者の談話音声の資料を比較した。とくに文末の「か」のイントネーションにしぼって考察した。その結果、広島方言話者は、疑問表現の時にも文末の「か」を上昇させないことが大きな特徴として指摘できた。 3松山方言話者等にも、女性10人、男性10人の調査を実施した。 4広島方言の複合語の語アクセントの資料収集と先行研究の整理をした。とくに接辞のつく複合語の語アクセントを整理した。 次年度は、それぞれの研究成果をまとめて報告書を作成する予定である。
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