研究課題/領域番号 |
08458057
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研究種目 |
基盤研究(B)
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
正法地 孝雄 広島大学, 総合科学部, 教授 (00033910)
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研究分担者 |
隅谷 孝洋 広島大学, 総合科学部, 助手 (90231381)
くわ田 正秀 広島大学, 総合科学部, 教授 (10144891)
藤越 康祝 広島大学, 理学部, 教授 (40033849)
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キーワード | 成長模型 / 成長曲線 / 生物学的母数 / 身長 / 体重 / アルカリフォスファターゼ値 / 総コレステロール値 / 成長記録データバンク |
研究概要 |
ヒトの成長予測などのための基礎資料の収集、そのデータ入力ならびに成長模型への当てはめのための基礎研究が行われた。 ヒトの身長、体重に関する成長の出生時から成人までのより良い統計学的成長模型も含め、460名の成長記録を用いて個人の成長の統計学的特徴付けを行う。各個人に対する成長母数ならびに生物学的母数の推定を行い、最終身長や最終体重と年齢に関する生物学的母数との間の関連性を相関という観点から明確にした。すなわち、成人の身長や体重と思春期発現時年齢や最大伸び量時年齢との間には関連性がないと言われていたが、編相関を考えると相当に強い相関があることがわかった。アルカリフォスファターゼの値や総コレステロールの値は身長や体重の成長速度曲線と統計学的に関連性がある事がわかった。思春期におけるヒトの身長の最大伸び量となる前後に総コレステロール値は少し低くなり、アルカリフォスファターゼ値は最大になる。 これまでに収集した資料の一部分約3,000名分の成長記録を整理し、計算機で使えるように入力した。これまでに追跡調査をしている広島固定標本の追跡調査を継続して行い、血清化学的検査値などを得てデータバンクの充実を図った。データベースの構築のためのソフトウエアの作成に着手した。
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